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日本のいちばん北

 

日本最北の有人島である礼文島。北海道の北端、稚内港からフェリーに乗り、2時間ほどで礼文島の港に到着した。

短い夏の間、島の人々は大忙し。夜明けと共に一斉に海に出ていく漁師さんたち、海辺で昆布を干す人々。島の景色の中には、働く人たちの姿が常に見えていた。

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晴れた日には、島の東岸から隣の利尻島の利尻岳が見える。利尻岳の通称は利尻富士。

山の美しさに見惚れていると、通りかかったおばあさんに「今日は利尻富士が良く見えるねぇ」と話かけられた。どこから来たのかと聞かれ、東京から来てこの後は地元の札幌に帰る予定だと答えると、「東京の方にも富士があるんでしょ?そっちの富士は見たことがないけど、きっとこっちの方が綺麗だと思うの。」と、おばあさんは誇らしげに言った。「〇〇富士」と呼ばれる山の中で富士山(静岡県と山梨県に跨っている方)が当然一番の存在である、という訳ではない

 

利尻「富士」の方が先に名付けられた元祖富士であるかの様な話し方がおもしろかったのだけど、そもそも山に元祖もへったくれもない。

以前どこかで読んだ、世界を旅したどこかの旅人の言葉を思い出した。「一番偉いのは旅をしない人。生まれ育った場所で人生を全うする人。」(誰の言葉なのか思い出せないし、この言葉自体もうろ覚えだけど。)自分が生まれ育った場所で満ち足りて生きること。

​旅が好きでよく旅をするくせに、旅先で出会う「旅をしたことが無い人」に憧れる事がたしかに多々あるな、と思った。

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